(株)三早電設 の日記
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太陽光発電設置を考えられているお客様に伝えたい三つのこと。
2011.06.10
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初めの質問として「お客様は、太陽光発電にどういう興味を持たれてますか?」
・経済性に興味がありますか?
・環境問題に興味がありますか?
・「どう発電するの?」等の素朴な疑問をお持ちですか?
まず太陽熱と太陽光の違いを説明します。
・太陽の熱を利用→温水器でお湯を沸かす。
・太陽の光を利用→光で発電します。
お客様に伝えたい事が三つあります。
1) 電気の種類が三つあります。
2) 今、契約が電気会社に有利になっているのではないでしょうか?
太陽光をつけるとお客様に有利になると思われます。
3) 太陽光をつけると、国などいろんな所から補助金が出ます。
注)自治体によっては出ない所があります。
1) 「電気の種類が三つある」ことについて
まず、一日の電気の使い方を振り返って下さい。
朝、食事の準備で、炊飯器・トースター・レンジを使いますよね?グッと電気が上がりますよね?
その後、掃除機や洗濯機を使われると思います。
ランチタイムの時、少し上がりますね。
そして買い物に行かれ、夕方から夕食の準備、お風呂、家族だんらん、テレビ等で電気を使ってますよね?
それでおやすみになるとういうのが一日のパターンだと思います。
太陽光発電は光で発電しますので、お昼がピークです。
売電は大きな経済メリットです。
残念ながら夜は発電しません。夜は電気を買います。
「自家消費、売電」の操作が大変とよく聞かれますが、全自動で行います。
2) 今、契約が電気会社に有利になっているのでは?
お客様の電気の支払い表を見て頂きたいと思います。
出来れば、一年間の光熱費(電気・ガス・灯油)の明細を御用意して頂きたいです。
経済効果シュミレーションの資料として使わせて頂きたいと思います。
従量電灯の電気料金の仕組みについて。
「物は買えば、買うほど安くなるが、電気は使えば使うほど高くなります」
東京電力の従量電灯の電力量料金の場合
最初の120kWhまで(第1段階料金) 17.87円/kWh
120kWhをこえ300kWhまで(第2段階料金) 22.86円/kWh
上記超過(第3段階料金) 24.13円/kWh
300kWhは、全国平均の家庭の月間使用料と言われてます。
お客様がこれより少なかったら、「節約されてると思います」し、
もし多かったら、「太陽光を設置する事で、メリットが出ます」と伝えたいです。
ちなみに東京ドームの一日の電気使用料は、40,000kWhで、4,000世帯分と言われてます。という事は、一世帯で10kWh/日の計算となり、10kWh×30日=300kWh(←全国平均の家庭の月間使用料)となります。
自動販売機は置くのはお勧めできません。自販機は一日に4kWh消費します。
東京電力の「電化上手」、「おトクなナイト8・10」について。
電化上手: 33.37円(10時~17時 夏季)
28.28円( 〃 その他季)
おトクなナイト8: 28.07円(7時~11時)
おトクなナイト10: 30.74円(8時~10時)
注)上記の金額は全て、従量電灯の第3段階料金よりも高い。
・太陽光を設置することで、「電化上手」、「おトクなナイト8・10」に契約変更ができます。
・従量電灯の長所:何時使っても単価は同じ。
〃 の短所:使えば使うほど高くなる。
・時間帯別の長所:夜間は約1/3の料金(23時~7時、もしくは22時~8時)
〃 の短所:昼間が高い。
→いいとこ取りをしたい。 従量電灯の第3段階料金は使いたくない。
時間帯別の昼間の高い料金は使いたくない。
→太陽光を設置することで、昼間の高い電気料金は使わず、夜間は1/3の料金となります。
3) 国などいろんな所から補助金が出ます。
(1) 国の補助金 60万円/kW以下で、4万8千円/kWの補助金が下ります。
(2) 各自治体補助金 自治体によっては、ない所があります。
(3) 固定価格買取制度
(1) 国の補助金について
・J-PECから補助金が下りる。
・提出申請書類は、着工前と完成後の二回。
(2) 各自治体の補助金
(3) 最後、固定価格買取制度
・平成21年11月1日からスタート。
・十年買取義務付け。倍近い金額で。
・政府いわく、以前は20年~30年でしたが、今では10~15年で、設備費用が回収できると言われてます。
・平成22年度は、48円/kWhで10年間。
・平成23年度は、42円/kWh。
・平成24年度は、36円/kWh?40円/kWh? 来年度になると下がる可能性があります。
以上、簡潔にまとめてみました。太陽光設置の御検討の参考にして下さい。
